田中窯業(多幸窯)の登窯及び周辺地域は「末田の窯業生産工房及び登窯」として2016年3月28日に山口県防府市の有形民俗文化財に指定されました。連房式登窯は耐火煉瓦で組み上げた構造で4室の焼成室の奥に煙突袋があり、さらに煙道、煙突へと続く形で構成されています。多くの方の協力により、2018年8月に復活の火入れ式を執り行いました。
蛸壺(たこつぼ、英: Octopus pot)は、元来タコ漁のための漁師の道具で、釉薬を使用しない素焼きですが、薪窯の火と灰の塩梅により、一つ一つに味わいのある独特の色や模様が描き出されるのが特徴です。2018年の山口ゆめ花博においてはフラワーデザイナーの假屋崎省吾氏が多幸壺を花器として使用した他、防府ブランド「しあわせます」の灯篭やオブジェクトとしても市内イベントで使用され、地元に人々に愛されてきました。
インテリア用多幸壺 (小)は、2019年1月2日より六本木ミッドタウンにおいて、防府市の観光誘致イベント「防府展」~山口・防府への誘い~でも展示販売されます。また、地元防府市においては、防府天満宮の門前に位置する観光案内所「うめてらす」でも販売を予定しています。小さなサイズでも、ひとつひとつ手作りの素朴な味わいが魅力のインテリア多幸壺、使い方はあなた次第。伝統の技と窯人の思いが篭った防府市を代表する一品です。
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